マンションを売りに出したいと考えたとき、気になってくるのが自分のマンションがいくらで売れるのか?
「マンションを買ったときと同じ値段で売れるかな?」
「築年数は40年過ぎているし、売れてもお金にならないかも……。」
「せめてローン残債を返済できるくらいの金額で売りたい!」
マンションを売る理由はさまざまあると思いますが、どんな理由であれ、なるべく高く売りたいのが本音。
そこで、あなたのマンションがいくらで売れるのか、マンション売却の相場を調べてみましょう!
マンションの相場価格は、そのエリア内で実際に取引されている価格を元に算出しているので、これからマンションを売却する上で重要な目安となってきます。
この相場価格を知らずにマンションの売却を進めてしまうと、高く売れるはずの物件を安く売り払ってしまいかねません。
今回は、マンションのおおよその相場や、マンション相場の調べ方について紹介しますので、一度あなたのマンションがいくらで売れるのか調べてみましょう。
またこの記事の後半には、これからマンション売却をする人に向けた、ちょっとしたアドバイスについて紹介しています。
マンションを高く売るためのコツや、売却に必要な費用など、売却前に知っておきたい情報を載せているので、よければ最後まで読んでみてください。
【2021年最新版】マンション売却の相場価格
まずは、現在の全国的なマンション売却の相場についてみていきましょう!
今回、「東京」「神奈川」「愛知」「大阪」「広島」「高知」「福岡」の7つのエリアに絞って、マンションの売却相場について調べました。
各エリアの築年数ごとの坪当たり単価相場
平均 | 築10年未満 | 築10年~築25年 | 築25年以上 | |
---|---|---|---|---|
東京 (23区) |
288万 | 343万 | 296万 | 225万 |
神奈川 (横浜) |
161万 | 196万 | 159万 | 129万 |
愛知 (名古屋) |
114万 | 146万 | 114万 | 82万 |
大阪 | 182万 | 218万 | 196万 | 134万 |
広島 | 100万 | 128万 | 96万 | 77万 |
高知 | 87万 | 111万 | 86万 | 63万 |
福岡 | 113万 | 142万 | 118万 | 81万 |
※上の表は1坪当たりの単価となっています。
上の表にある相場価格はすべて坪当たりの単価相場となっているので、自分がもっているマンションの坪単価にあわせて計算しなおしてみてください。
たとえば、東京にある築10年未満の25坪あるマンションの相場であれば、以下のようになります。
もし坪数ではなく、平米数(㎡)しかわからない場合は、平米数 ÷ 3 で計算すれば、おおよその坪数を算出できるので、それで計算してみてください。
ですが上の表にある相場はあくまで、ある一定のエリアにあるマンションの平均相場です。
自分のマンションがいくらで売れるのか、正確な相場がわかるわけではありません。
より具体的な数字が知りたい方は、次に紹介するマンションの「売却相場を具体的に調べる方法」を参考にしてみてください。
マンションの売却相場を具体的に調べる方法
じつは、具体的な売却相場を知る方法は、「自分で調べる」方法と「不動産会社に査定依頼する」方法の2つがあります。
これからその2つについて紹介するわけですが、どちらか一方のみ試すのではなく、両方とも試してみてください。
自分で相場を調べることなく、すぐに不動産会社にマンション売却の依頼をする人をよく見かけます。
それが悪いわけではありません。ですが自分が相場を把握していないことで、不動産会社が決めた販売価格のまま売却を進めてしまい、実際の相場よりも低い金額で売っていたことが後になって判明するといった例が跡を絶ちません。
不動産会社は、あなたのマンションが高く売れるよりも、早く売れることの方が重要なので、値下げをして相場価格よりも低い金額で売ってしまうこともあります……。
相場価格がわからないまま、販売価格の決定を不動産会社に委ねてしまうと、あなたが損する可能性もあるので注意しましょう!
マンションの相場価格は簡単に調べられますから、必ず一度自分で調べてから、不動産会社に査定を依頼して、正確な相場を出してもらうようにしましょう!
1. 自分で相場価格を調べる
マンションの相場価格を自分で調べるには、主に2つの方法があります。
- 不動産情報サイトで現在売りに出されているマンションを調べる
- 不動産会社が提供している相場シミュレーションサイトを利用する
まず一つ目に、実際に売りに出されているマンション物件を調べてみましょう。
SUUMOなどの不動産情報サイトを利用すれば、現在売られている物件を簡単に調べられます。
調べるときは、エリア・間取り・専有面積・駅徒歩分数・築年数など、自分のマンションと似た条件設定を行い、より参考になる価格を調べるようにしてみてください。
また、現在売りに出されている物件は、継続的に調べるようにしてみましょう。
掲載開始からどのくらい経過したら、値下げを行っているかまで確認できるからです。
不動産情報サイトで相場を調べるときは、価格以外のことにも目を向けてみるといいですよ!
値下げのタイミングや、どんな写真を載せているかなど、これからマンションを売却する上でのヒントがたくさんあります。
1週間に一回でいいのでチェックしてみましょう!
もし、これから先あなたもマンションを売却するのであれば、値下げや値下げ交渉の話なども出てくるようになるかと思います。
その時のために、マンションを売りに出されてからの値下げのタイミングも、イメージしておくといいかもしれませんね。
そして二つ目に、不動産会社が提供している相場のシミュレーションサイトを利用してみること。
じつは現在無料で、相場のシミュレーションができるサイトがいくつかあります。代表的な3つを以下に載せておくので、ぜひ試しに利用してみてください。
マンションの相場価格をシミュレーションできるサイト
どのシミュレーションサイトを利用してもいいですが、見やすいのはHOME’Sでしょう。
マンションの住所を入力して検索するだけで、あなたのマンションとその近隣マンション相場が一覧で表示されます。
自分のマンションはもちろんのこと、周りにあるマンションの相場価格もまとめて調べておきましょう。
2. 不動産会社に査定依頼する
マンションの相場価格を調べ終わったら、次は不動産会社に査定を依頼してみましょう。
自分で調べた相場価格に比べて、「売却できそうな価格」を具体的に提示してくれます。
不動産会社が提示した査定額で、マンションを売却できるわけではありません!
買主の反応がよければ、もっと高い金額で売れることもありますし、反対に買主の反応が悪ければ、査定額より価格を下げて販売しなければならないこともあります。
査定額は、売却する目安額だと思っておきましょう!
もちろん査定額は、不動産会社によって多少前後するので、複数の不動産会社に査定をしてもらってから、いくらで売れるのか判断するようにしてください。
では、さっそく不動産会社に査定を依頼してみましょう!査定を依頼する方法は2つあります。
- 売却したいマンションの近くにある不動産会社に査定を依頼する
- 一括査定サイトで査定を依頼する
もし、近くに顔見知りの不動産会社がいれば、そこに査定依頼をした方が早いかもしれません。お互いに信頼関係を築けている間柄であれば、安心して売却も進むでしょう。
顔見知りの不動産会社がいなくても、近所の不動産会社をいくつかまわってみてください。その地域ならではの情報が、不動産会社を通してわかることもあります。
ですが、近所の不動産会社を一軒一軒まわるのも一苦労ですから、手早く複数の会社に査定を依頼するなら、一括査定サイトを利用してみましょう。
一括査定サイトとは、売却したいマンションの基本的な情報を入力するだけで、あなたのマンション売却にあった複数の不動産会社に対して、同時に査定依頼できるサイトのことです。
一度に複数の不動産会社へ無料査定の依頼ができますから、自分の足で不動産会社を巡るより時間も手間もかからないでしょう。
一括査定サイトにはいくつかありますが、「なるほど!不動産売却」がオススメする査定サイトは以下の2つです。
・イエウール
同時査定数 | 最大6社 |
---|---|
提携不動産会社数 | 1,600社 |
特徴 | ・マンションを売却するにあたっての情報コンテンツが充実している。 ・一括査定サイトとしては最大規模クラス |
・HOME4U
同時査定数 | 最大6社 |
---|---|
提携不動産会社数 | 1,500社 |
特徴 | ・日本ではじめて不動産一括査定をおこなっているため、不動産会社の仲介業務としての実績が高い ・NTTグループが運営しているサイトだから、個人情報のセキュリティがきちんと整備されている |
どちらを利用してみてもかまいません。
提携している不動産会社が双方で違うので、査定できる不動産会社の範囲を広げるなら、両方とも試してみてもいいでしょう。
また、たくさんの不動産会社に査定を依頼することで、査定以外にも不動産会社ごとの特徴がわかってきます。
これからマンションを売却するのであれば、査定額を含めて、サービスや対応に納得できる不動産会社に目星をつけておきましょう!
マンションが相場価格どおりに売却できるか検証!
ここまで、マンションの売却相場価格や、相場価格の調べ方について紹介してきました。
おそらく、これを読んでいるあなたも、自分のマンションがいくらで売れるか、おおよその相場価格を把握できたかと思います。
ですがここで、一つの疑問が……。
「本当に相場どおりの価格で売れるのか?」
相場価格より高い金額で売れる分には困ることはありませんが、相場価格で売れると思って当てにしたところ、実際の売却価格は相場を下回ってしまった!なんてことが起きたらガッカリしてしまいますよね。
正直にいうと、マンションがいくらで売れるかはそのときになってみないと、わかりません!
ですが、過去に取引された売却価額から、相場価格どおりにマンションを売れるかどうか推察することはできます。
そこで今回、過去に取引されたマンション価格を調べて、現在の相場価格とどのくらいの差があるのか検証してみました。
検証対象の地域は、【2021年最新版】マンション売却の相場価格で紹介した地域「東京」「神奈川」「愛知」「大阪」「広島」「高知」「福岡」7つのエリアです。
国土交通省土地総合情報システムから得たデータによると、「高知」を除く6つのエリアでは、マンションの売却価格は右肩上がりとなっています。
なので、価格が右肩上がりとなっている今、マンションは比較的高く売れる傾向にあると言えるでしょう。
また2021年現在の相場価格が、上のグラフの推移上にあることから、現在の相場価格が、実際の取引額になる可能性が高いといえます。
相場価格 ※2021年1月時点 |
実際の取引価額 ※2020年第2四半期時点 |
|
---|---|---|
東京 (23区) |
288万 (▲42万) |
246万 |
神奈川 (横浜) |
161万 (▲15万) |
146万 |
愛知 (名古屋) |
114万 (▲13万) |
101万 |
大阪 | 182万 (▲20万) |
162万 |
広島 | 100万 (▼7万) |
107万 |
高知 | 87万 (▲57万) |
30万 |
福岡 | 113万 (▲13万) |
100万 |
※表示価格は坪当たり単価
もちろん、相場価格どおりにマンションが売却できると保証はできませんが、限りなく相場に近い価格で売却できるかと思います。
現在マンションの売却を検討している方は、今がチャンスかもしれません。
相場よりもマンションを高く売る3つのコツ
さて、相場価格を知ったところで、次は実際に売却したときのことを考えていきましょう!
住み慣れた住まいを手放すわけですから、少しでも相場より高く売れるように今から準備をしてください。
と言われても、はじめてマンションを売却する人にとっては、どうやったらマンションが高く売れるかなんてわからないかと思います。
少しでも相場価格よりも高く売るために、まず次の3つのことを意識してみてください。
- 相場より査定額が高い不動産会社に売却依頼する
- マンションの売却相場が購入額を上回ったときに売却する
- マンションを売却する前に部屋を掃除する
この3つについて、以下で詳しく説明していきます。
1. 相場より査定額が高い不動産会社に売却依頼する
さきほど相場価格を調べる一つの方法として、不動産会社に査定を依頼すると紹介したかと思います。
ほとんどの場合、査定を依頼した不動産会社に対して、マンションの売却も依頼することになります。
なのでもし査定を依頼したあと、本格的にマンション売却に踏み出すのであれば、いくつか査定を依頼した不動産会社の中から、高い査定額を提示した不動産会社に売却を依頼しましょう。
当然かもしれませんが、他に比べて高い査定額を提示した不動産会社の方が、マンションを高く売る可能性があります。
またそれだけでなく、他より高い査定額を提示するということは、それだけ過去の販売実績が高いことも表しているので、安心して売却の依頼をできるでしょう。
ただし!相場価格に比べて明らかに高い査定額を提示する不動産会社には注意しましょう!
あまりに高い査定額は、あなたの気を引いているだけの可能性があります。
不動産会社はなるべく多くの顧客や顧客の物件を獲得するために、高い査定額で釣り、いざ顧客と売却依頼の契約(媒介契約)を交わすと、本来の査定額よりも低い価格でマンションの販売をはじめだすのです。
なかば詐欺のようなものなので、そういった不動産会社には注意しましょう。
目安としては、相場価格よりも15%以上高い査定額を提示する不動産会社に注意しましょう。
2. マンションの売却相場が購入額を上回ったときに売却する
おそらくマンション売却を検討している人の多くが、「マンションを買ったときより高く売りたい!」「せめて購入額に近い価格で売却したい!」と考えるかと思います。
そんなときはまず、購入時の金額と現在のマンション相場価格を比べてみましょう。
購入金額に比べて、現在の相場が10万円でも20万円でも高ければ、今のタイミングで売ってしまってもいいかもしれません。
一番いいのは、相場価格が購入金額の4%増しになったタイミングです。(たとえば3,000万円で買ったマンションの相場が3,120万円になったとき)
購入時に比べて104%以上の価格で売却できれば、購入にかかった費用の元が取れるかと思います。
また現在の相場価格が購入時の金額を上回っている場合、今持っているマンションの価値が上がっていることになるので、売り方次第では相場価格よりも高く売れる可能性があります。
反対に、現在の相場価格が購入時の金額を下回っている場合、マンションの価値が下がっていることになるので、相場価格よりもさらに価格が下がるかもしれません。
現在の相場を見計らって、マンション売却のタイミングを見計らってみてください。
ここでのポイントをまとめると……
1. 購入時より相場が4%高ければ、購入時の元が取れる
2. 購入時より相場が高ければ、相場価格より高く売れる可能性が高い
ということですね!
3. マンションを売却する前に部屋を掃除する
マンションを売却する前に、部屋をキレイに掃除しておきましょう!
ただしあらかじめ言っておくと、部屋をキレイにしたからといって相場価格(査定額)が上がるわけではありません。
部屋を掃除する目的は、マンションに対する買主の印象を上げて、早めに購入してもらうためです。
買主にとってマンション購入は、今後の住まいや家庭経済を揺るがす大きな買い物です。そのため買主は、何度も買い回りを行います。
そんなとき部屋がキレイであれば、買主の購買意欲を掻き立てますし、反対に部屋が掃除されていなければ、他に掃除をされたキレイな物件の方が買主の心に残ります。
マンション売却は、売却期間が延びれば延びるほど値下げせざるを得なくなるので、相場より高い金額で売却するなら、買い回り客を逃さないよう部屋をキレイに掃除しておきましょう。
これからマンション売却をするにあたっての注意点
ここまで相場価格と相場より高い価格でマンションを売却する方法について紹介してきました。あなたのマンションが相場以上の価格で売れるイメージはできましたか?
イメージができたら、次はマンション売却をするにあたって、具体的に何をしなければならないのか?何に注意しなければならないのか?について考えていきましょう。
- マンション売却にかかる費用を知る
- マンションを売却する流れと期間について把握しておく
- 不動産会社の査定は5社以上受ける
- 複数の不動産会社と一般媒介で契約する
- 同じマンション内で売りに出されている物件がないか確認する
これからマンションを売却するにあたって、やらなければならないことがたくさん出てくるかと思います。
ですがその中で、上にある5つだけは覚えておいてください。今から、この5つについて詳しく説明していきましょう。
マンション売却にかかる費用を知る
多くの人は、マンションを売って得られる収入にばかり目が行きがちですが、マンション売却には多くの支出も伴うことを覚えておきましょう。
マンション売却にかかる主な費用は、以下の6つです。
仲介手数料 | マンション売却を依頼した不動産会社に支払う報酬 売却価格の3%+6万円+消費税 ※売却価格が400万円以上の場合の計算 |
---|---|
印紙税 | 売買契約書の作成にかかる税金 500万 – 1000万以下:5千円 1,000万 – 5,000万以下:1万円 5,000万 – 1億以下:3万円 1億 – 5億以下:6万円 |
登録免許税 | 登記簿に登録されている不動産所有者の情報変更にかかる税金 抵当権抹消登記:2,000円 住所変更登記:2,000円 |
司法書士費用 | 抵当権抹消登記や住所変更登記を司法書士に依頼する場合の報酬 1~3万円 ※依頼する司法書士によって異なる |
繰上返済手数料 | 住宅ローンの残債分を一括返済するときにかかる手数料 3万円前後 ※住宅ローンを契約している銀行によって異なる |
譲渡所得税 | マンション売却で得た利益収入に対する税金 マンションの所有期間5年未満:譲渡所得×30% マンションの所有期間5年超過:譲渡所得×15% |
以上の6つの費用の中で、もっとも割合を占めるのが仲介手数料です。
(※その他譲渡所得税も大きな割合を占めていますが、特例控除などを利用すればほとんどの場合費用はかかりません)
なのでマンション売却にかかる費用は、売却した価格に対して約3%と思っておいてください。
もしこれから本格的にマンションの売却を検討しているのであれば、マンション売却にかかる費用を今のうちから計算しておきましょう。
マンションを売却する流れと期間について把握しておく
相場価格を調べたあと、マンション売却に進むのであれば、次に何をするのかを把握しておきましょう。
マンション売却は、「相場価格の調査」からはじまり、主に7つの行程を踏んでいきます。
これら7つのステップがすべて終了するのに、6ヶ月ほどかかると思っておきましょう。
もちろん、とんとん拍子にことが進めば3ヶ月ほどで終わることもありますし、「売却活動」に時間がかかってしまえば1年ほど時間がかかることもあります。
少なくとも6ヶ月間はかかると思って、事前にスケジューリングをしておいてください。
それぞれの行程の中で何をするのかは、以下の記事を参考にしてもらえたらと思います。
不動産会社の査定は5社以上受ける
この記事の中で、何度か不動産会社への査定依頼について触れてきました。
もし、マンションの査定をするなら、最低5つの不動産会社に査定依頼するようにしましょう。
理由は、自分の理想の価格でマンションを売却してくれる不動産会社を見るけるためです。
すでに紹介したように、マンション売却は、査定を依頼した不動産会社に依頼します。
なので査定を依頼した不動産会社が1社だけだと、他社と比較することなく、その不動産会社に対して、あなたの大事な資産を託すことになってしまうのです。
少しでも高い価格でマンションを売却するのであれば、必ず複数社にマンションを査定してもらって、あなたが信頼できる不動産会社を見つけるようにしましょう。
信頼できる不動産会社を選ぶときは、以下の4つに注目してみてください。
- 査定額が相場価格の115%以内であるかどうか?
- 提示した査定額の根拠が言えるかどうか?
- マンションの訪問査定を念入りに行なっているかどうか?
- マンションの周辺地理に詳しいかどうか?
まだ査定をしていない方は、以上4つに注目しながら、HOME4Uの一括査定サイトからマンション査定を行ってみましょう。
複数の不動産会社と一般媒介で契約する
マンションの売却を不動産会社に依頼するとき、あなたは不動産会社と媒介契約を交わします。
媒介契約とは、不動産会社があなたに代わって、マンションを売却することを約束する契約のことです。
媒介契約には、「一般媒介」「専任媒介」「専属専任媒介」の3種類あります。
この3つの中でもっともオススメなのが一般媒介契約です。
「専任媒介」や「専属専任媒介」は1つの不動産会社としか契約ができませんが、「一般媒介」は、複数の不動産会社と同時に媒介契約を交わすことができます。
多くの不動産会社と媒介契約を交わせば、より高い金額で売ってくれる不動産会社に売却依頼できますし、マンションを早く売却できるので、一般媒介で契約するようにしましょう。
ですが、多くの不動産会社と媒介契約を交わしても、実際にマンションを売却するのは、不動産会社1社のみです。
不動産会社によっては、一般媒介契約後に、他の不動産会社経由でマンションを売却した場合、売却活動にかかった費用が請求されることがあります。
つまり違約金のようなものが発生するわけです。
ですから、あまりに多くの不動産会社と媒介契約すると、その分違約金が発生する可能性があります。
媒介契約を交わす前に、違約金に関する説明をしてもらった上で、どこの不動産会社に売却を依頼するか決めるようにしましょう。
同じマンション内で売りに出されている物件がないか確認する
マンション売却をする前に、同じマンション内で売りに出されている部屋がないか必ず確認するようにしましょう。
同じマンション内で複数の物件が売りに出されていると、どうしても価格競争になってしまいがちです。
同じ間取りだとしても、上の階の部屋の方が日当たりがいいなど条件に違いがあれば、買主は当然条件のいい部屋を選びます。
自分の部屋の条件が、他の部屋に及ばない場合は、価格で張り合うしかありません。
また買主も、同じマンション内の物件で、値下げ交渉をして価格を張り合わせる場合もあります。
時期やタイミングなどで、やむを得ず物件が被ってしまうときは仕方ありませんが、なるべく他の部屋と売り出し時期が被らないようにしましょう。
【まとめ】具体的な相場価格を知るなら一括査定をしよう!
記事の後半ではマンションを売却についての説明をしてきましたが、まずはマンションの相場を調べてみないことには、マンションの売却には踏み切れないでしょう。
なので一度、記事の前半でお伝えした方法で、あなたのマンションがいくらで売れそうか、相場を調べてみてください。
一度相場を調べてみて、より具体的な予想売却価格を知りたい方は、不動産会社に一括査定を依頼してみましょう。
一括査定なら、マンションの基本的な情報を入力するだけで、スマホから簡単に行えます。
相場価格を調べてみて、本格的に売却してみようと考えた人もいれば、売却を思いとどまる人もいるかと思います。
いずれにせよ、今後もしマンションを売却することがあれば、この記事で紹介した内容を少しでも思い出してもらえたら幸いです!